創ること。造ること。 創と造2016 現代日本 絵画・工芸 新作展

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ご挨拶

創ること。造ること。 創と造2016 現代日本 絵画・工芸 新作展。全国各地で開催

開催のご挨拶 / 「創ること。造ること。 創と造2016 現代日本 絵画・工芸 新作展」

 私ども五都美術商連合会は、東京、名古屋、京都、大阪、金沢の五都市の「美術倶楽部」(美術商が運営する美術団体)で構成されています。今から111年前(明治38年)の名古屋美術倶楽部創設以後、東京、京都、大阪に相次いで美術倶楽部が誕生しており、金沢美術倶楽部は2018年(平成30年)に創設百周年を迎えます。私どもは文化・芸術の精華である美術品を取扱い、その普及を本業とすることで百有余年の歴史を全うして参りました。

 近年、気候変化が世界中で激化しており、地球の未来に不安を感じることも少なくありません。その地球に生きる人間の社会でも問題は山積しています。多くの国々で経済は低迷し、民族や宗教による内戦を原因とした深刻な難民問題も発生しています。それでも人間はこの状況を克服して自然と共存し、幸福な社会を築くために様々な活動を続けていくに違いありません。

 とりわけ文化・芸術は人間の英知の集積であります。過去の伝統に学び、想像力と技術を最大限に発揮して新たな美術作品を生み出すことは、人間の文化的行為の最高峰、まさにその精華と言えるでしょう。私どもの使命は、この活動を将来にわたって発展させることと考えております。その一環として優れた現代作家作品を紹介すべく、1951年(昭和26年)から新作企画展(「五都展」として34年間、続けて「現美展」を15年間、さらに「21世紀展」を昨年5月の終了に至るまで15年間)を継続して参りました。都合64年にわたる長期開催を可能にしたのは、永続的な美の創造を目指してマンネリズムを拒否し、常に新たな才能・優れた発想・豊かな表現を求め続けて来たことである、と私ども主催者は自負しております。また、その会場が一ヶ所ではなく、五都市を巡回する全国規模で展開されてきたことも魅力の一つであると言えるでしょう。

 この度、輝かしい蓄積を背景に、
― 創ること。造ること。「創と造2016」現代日本 絵画・工芸 新作展 ―
と題する新たな企画展を発足致しました。これまでの歩みを出発点とし、さらに豊かな未来に向かって前進して参りますので、皆様のご高覧を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

2016年4月

五都美術商連合会
株式会社 東京美術倶楽部 代表取締役会長 淺木 正勝
株式会社 大阪美術倶楽部 代表取締役社長 戸田 博
株式会社 京都美術倶楽部 代表取締役社長 高木 修
株式会社 名古屋美術倶楽部 代表取締役社長 横井 一雄
株式会社 金沢美術倶楽部 代表取締役社長 谷村 庄市