東京美術倶楽部について

東京美術倶楽部の歩み

人から人へ美をつなぐ
東京美術倶楽部の創立は1907年、もうすぐ120周年を迎えます。創立当時のメンバーだけでなく、さらに古く江戸時代から代々続く美術商も所属しています。本部は御成門にあり、ここはかつて柳生但馬守の屋敷があった場所です。 地上12階建ての本社ビルでは連日様々な美術品の競りが行われているほか、2階には日本庭園と茶室、大規模な茶会もできる計100畳の和室があり、3、4階はアートフェアや展示会のための200坪の広さを持つホールがあります。 日本の美術品の流通を支えてきた東京美術倶楽部のメンバーにとって、重要な仕事が「鑑定」です。江戸時代の文献では初期の美術商を「唐物屋」と称し、即座に目の前の品物の価値を見抜く「目利(めきき)」という技能を持つ者、と定義しています。 それは今なお美術商にとって必須の技術で、真贋の鑑定はもちろん、「時価」も決められなくてはなりません。それがプロとしての信用の証しとなるのです。
  • 設立
    1907[明治40年4月]
  • 現在地へ移転
    1923[大正12年9月]
  • 和風社屋設立
    1937[昭和12年11月]
  • 東京オリンピック記念古美術展観特別即売会(第1回東美特別展)
    1964[昭和39年10月]
  • 現在の社屋完成
    1991[平成3年12月]
  • 5都展/現美展/21世紀展/創と造
    各年度新作展開催
  • 創立百周年記念「大いなる遺産 美の伝統展」
    2005[平成17年11月]
  • 「東日本大震災復興チャリティ オークション」
    2011[平成23年10月]
  • ウクライナ難民支援細川護熙展
    2022[令和4年9月]
  • 「工+藝」koplusgei初開催
    2024[令和6年5月]
  • 第22回東美特別展・常盤山文庫名品撰(東美特別展60周年記念)
    2024[令和6年10月]

100年先の未来に向けて

人から人へ美をつなぐ
東京美術青年会は、一流の美術商だけが加盟を許される東京美術倶楽部を組織する東京美術商協同組合の下部組織として活動に勤しんでいます。
私たち青年会員は、東京美術商協同組合約500名の組合員が経営する会社及び、店舗に勤務する満41歳以下の若手社員によって構成されています。
主な活動として、交換大会(組合員のみ参加可能な業者間オークション)のお手伝い、博物館・美術館などへの見学会や国内外の研修旅行、懇親会、各美術館の茶会や「大師会」のお手伝いなどがあります。
東京美術青年会唯一の部活動である「茶道部」では、部員が稽古に励み、青年会として茶席を掛ける際に活躍しています。
近年の美術市場のオンライン化に対応するために作られた東京美術倶楽部のECアートモール「TSUNAGU東美」は、青年会の発案によって立ち上げた事業です。また倶楽部SNSの発信も青年会が行っており、東京美術倶楽部催事、組合活動の周知に日々努めています。
設立以来、各社の専門性を超えた同世代での交流を通して、美術商としての基礎とその後の人間関係を形成することができる貴重な場となっています。
東京美術青年会


会社概要

  • 社名
    株式会社 東京美術倶楽部
  • 設立
    1907年(明治40年)4月10日
  • 代表者
    代表取締役社長 中村 純
  • 所在地
    〒105-0004 東京都港区新橋6-19-15
  • TEL
    03-3432-0191(代)
  • FAX
    03-3431-7606
  • Email